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身近な商標のお話

日常の生活の中にも! 身近な商標にまつわるお話

もくじ

「万歩計」

商標「万歩計/マンポケイ」(登録第1728037号)についてご紹介します。

「万歩計」が登録商標だって知っていましたか?

「万歩計」は一般的には「歩数計」といいます。
山佐時計計器株式会社が1965年に開発し、1984年に商標登録しています。

今や歩数計の代名詞ともいわれるほど。
山佐時計計器株式会社は
HPに「「万歩計」は山佐時計計器株式会社の登録商標です。」と表示し、
パッケージの「万歩計」の文字には「(R)」印を付記しています。

とここまで書いていたら
山佐時計計器株式会社のHPでこんなプレスリリースを見つけました。
http://www.yamasa-tokei.co.jp/top_category/news/manpo-keir_is%20a_registered_trademark_of_yamasa.pdf

「万歩計」の商標登録からもうすぐ30年。
この機会に、改めて
「万歩計」が普通名称ではなく、登録商標であることを周知しています。

商標は、登録して終わりというわけではありません。

登録した商標が他社に無断で使われないよう、
また、普通名称として誰でも使える言葉にならないよう、
守っていくことも大切です。

「ウォシュレット」

登録商標「ウォシュレット」(登録第1665963号)についてご紹介します。

「ウォシュレット」の名前の由来って知ってましたか?
「ウォシュレット」は「let’s wash」から来ているそうです。
「let’s wash」の前後を入れ替えて「wash let(’s)」!

そんな「ウォシュレット」。今や洗浄機能が付いている便座も珍しくなくなりましたが、“洗浄機能付きの便座といえばウォシュレットだよね?”と思う方も少なくないのではないかと思います。

でも、「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標なんです。

株式会社LIXILは「シャワートイレ」、株式会社東芝は「クリーンウォッシュ」、パナソニック株式会社は「ビューティ・トワレ」と呼んでいるようです。

「ウォシュレット」は1980年に出願され、1984年に登録されています。
1983年当時の公報に書かれていた指定商品は「洗浄、乾燥、暖房の機構を備えた便座」。

その後、指定商品は「洗浄機能付き便座」に書き換えられましたが、当時、「洗浄機能付き便座」なんて言葉は、まだ広まっていなかったことがうかがえます。

商標を見ていると、登録商標の字体や絵柄、指定商品の表現から、その時代の流行やその会社の戦略などが垣間見れることがあり、なかなか面白いですよ。

指定商品の表現について~熊手~

この熊手、特許庁ではどの区分に入ると思いますか?
指定商品の表現について~熊手~

実は、このような「熊手」は「縁起くまで」とされ、
第28類の「おもちゃ」の分野に入ります。

ちなみに、庭仕事などに使われる「くまで」は第21類。
「清掃用具及び洗濯用具」に入ります。

熊手は熊手でも、全く違う商品として扱われるんですね。

商標を出願する際には、
商標と、その商標を使いたい商品・サービスを指定して出願します。

商品・サービスをどう表現するかは、特許庁独自の部分があり、
難しいところです。

「熊手」の例でいきますと、
ある商標を「縁起くまで」について使いたい場合、
安易に第21類「くまで」として出願してしまうと、
全く違う商品を指定したことになります。

このような場合、他社が似た商標を「縁起くまで」について
使用していても、使用中止等を求めることは難しくなりますし、

逆に、他社に同じ商標を「縁起くまで」について登録されてしまい、
使用中止を求められてしまう可能性もあります。

商標出願の際には、商品・サービスの記載についても、
細心の注意を払う必要があります。

「スーパーカブ」

Hondaの「スーパーカブ」の形状について、商標登録が認められたニュースをご紹介します。

本田技研工業株式会社は、「二輪自動車」について「スーパーカブ」の形状を立体商標として出願。

審査において、自動二輪車の形を表したものにすぎないとして登録できないとされましたが、一貫したデザインコンセプトを守り続けた結果、デザインを見ただけで消費者が「Hondaの商品だ」と認識できるようになったことを理由に登録が認められました。

(商願2011-10905公開商標公報抜粋)

実は「スーパーカブ」は、発売当初の昭和33年に意匠出願され、昭和34年に意匠登録されています(登録第146113号)。

(意匠登録第146113号意匠公報抜粋)

しかし、意匠には更新制度がないため、上記の意匠権は既に消滅しています。

一方、商標権の場合は、存続期間は10年ですが何度でも更新することができます。本田技研工業株式会社は、商標登録により、半永久的に「スーパーカブ」の形状を保護することが可能になったということになります。


< 商標出願をご検討の方へ > 
  • 商標出願は、登録できればよい、というものではありません。自社のネーミングやロゴ、ブランドを最適に保護するためには、文字、図形のどちらで出願するか、指定商品や指定役務を何にするか、審査官からの拒絶理由通知にどのように反論するかなど、対応方法がきわめて重要となります。
  • 商標出願をご検討の場合は、トップページをご確認のうえ、弊所へご相談ください。

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