今回は登録商標「ウォシュレット」(登録第1665963号)についてご紹介します。
「ウォシュレット」の名前の由来って知ってましたか?
「ウォシュレット」は「let’s wash」から来ているそうです。
「let’s wash」の前後を入れ替えて「wash let(’s)」!
そんな「ウォシュレット」。今や洗浄機能が付いている便座も珍しくなくなりましたが、“洗浄機能付きの便座といえばウォシュレットだよね?”と思う方も少なくないのではないかと思います。
でも、「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標なんです。
株式会社LIXILは「シャワートイレ」、株式会社東芝は「クリーンウォッシュ」、パナソニック株式会社は「ビューティ・トワレ」と呼んでいるようです。
「ウォシュレット」は1980年に出願され、1984年に登録されています。
1983年当時の公報に書かれていた指定商品は「洗浄、乾燥、暖房の機構を備えた便座」。
その後、指定商品は「洗浄機能付き便座」に書き換えられましたが、当時、「洗浄機能付き便座」なんて言葉は、まだ広まっていなかったことがうかがえます。
商標を見ていると、登録商標の字体や絵柄、指定商品の表現から、その時代の流行やその会社の戦略などが垣間見れることがあり、なかなか面白いですよ。